こんにちは。
セールスコピーライターの伊津です。
あなたは、セールスレターなどの『写経』ってやったことありますか?
コピーライティングの世界では、ライティングスキルを高めたければ、まず「写経をしろ!」と言われます。
ちなみに、ここでいう写経とは、お経をなぞるやつじゃないですよ。念のため。
コピーライティングの世界では、セールスレターやLP(ランディングページ)をなぞることを「写経」といいます。
コピーライティング上達法の中でも、特に効果がある方法です。
僕も最近、「もっとコピーライティングをスキルアップしたい!」と思って、写経を久しぶりに再開しました。
その中で、「あ、これを知ってればもっと写経でコピーライティングがうまくなるじゃん!」ってポイントをいくつか見つけたので、早速あなたにも『正しい写経のやり方』をシェアします。
目次
写経でライティングスキルが身につくの?
ところで、写経って人によってやり方や効果の是非が分かれますよね。
- 「写経はコピーライターならマストでやるべき!」
- 「私は10万文字以上写経をして、コピーライティングを学んだ」
- 「写経をやるなら”手書き”以外ありえない!」
という意見もあば、
- 「写経って実はあまり効果がないです」
- 「実際に写経をやってみたけど、コピーライティングのスキルは別に上がらなかった」
- 「写経は、タイピングでも手書きでもどちらでもいい!」
という意見もある。
僕の場合、写経は「やる」って決めてたので、やろうかどうかで迷うことはなかったんですが、『やり方』はかなり調べました。
まあ、結論から言うと、「あれこれ試してみて、自分にあったやり方でやるのが一番」って結論に至ったんですけどね。
(なんの面白みもない笑)
ただ、写経についていろいろな人の意見ややり方を調べているうちに、いくつかポイントを発見したので、今日はそれをシェアしようと思います。
ライティングスキルを上達させる写経のやり方
結論だけ知りたい人もいると思うので、先に言っておくと、僕の場合
- セールスレターだけじゃなく、普通のブログ記事やメルマガも積極的に写経している
- 写経はパソコンのワードを使ってやっている。
という感じで、やってます。
ぶっちゃけ、写経はやったほうがいいの?
コピーライティングを上達させるためには、「写経」はやったほうがいいです。
ただ、写経を『コピーライティングのスキルアップ』に繋げるには、いくつかのポイントがあります。
写経のポイント1:写経先は厳選する
写経をするにあたって一番大事なのが”これ”です。
『写経先は厳選する』
だって、下手な文章を真似したら、自分の文章も下手になるじゃないですか。
当たり前のことですが、写経でスキルアップするには、「うまいコピーライターの文章を真似すること」が必要不可欠です。
では、具体的にどんなセールスレターを写経すればいいの?って思いますよね。
ズバリ、「たくさん売り上げが出ているセールスレター」を写経してください。
よくおすすめの写経先として上がるのが、
- 村上宗嗣さん
- ミスターXさん
- 平秀信さん
- 和佐大輔さん
といった方々のセールスレターです。
他にも、ウォール・ストリート・ジャーナルのセールスレターは、「世界一売れたセールスレター」として有名なので、おすすめする人は多いです。↓
世界一売れたセールスレター ウォール・ストリート・ジャーナル
とはいえ、「みんなが勧めているけど、自分には合わない文章」っていうのもあるのが実情。
最終的には「ある程度有名で自分にとって”シックリくる”文章」を写経するのが一番良いですね。
写経のポイント2:漠然と写経をしても意味がない
ただ文章を書き写すのは『写経』とは言いません。
瞑想とかマインドフルネスのためにやるならそれもいいでしょう。
でも、「コピーライティングを極めたい!」って人は、『このライターがどんな意図で、この言葉を選んだんだろう』というように文章を分析しながら写経することが大切です!
僕も何人かの文章を写経したことがありますが、よく分析しながら書き写していると
- 「この人は難しい漢字も普通に使ってるな。ターゲットはある程度学歴の高い人かな?」
- 「こっちの人は改行幅が1行。あっちの人は2~3行の改行幅だ。」
- 「積極的に「読者が心で呟いている反論」を汲み取ってる文章だなー」
など、いろいろな気づきが得られます。
たとえば、『LF8』がどのように使われているかを考えながら書き写す。
これだけでも、あなたのコピーライティングのスキルは劇的に上達します。
※さらっと出てきましたが『LF8』は、コピーライティングを学ぶ上で最重要の知識です。
この機会に、以下の記事を読んでしっかり『LF8』を暗記しておきましょう。
写経でライティングスキルを磨くワンポイント
よく、写経は同じ人の文章を何回、何十回も繰り返して写経してこそ意味があると言われます。
でも、実際に写経をしてみて思ったのは、いろんなコピーライターさんの文章を写経することで、比較ができる。
その比較から、「うまい文章とヘタな文章の違い」を見つけることで、格段にコピーライティングがうまくなるのでは?ということでした。
ちょっと話がそれてしまいましたが、ここで言いたかったのは「とにかく頭を使いながら写経しろ!」ということです。
写経をしっかりと自分のライティングスキルに活かす上で、っても大事なことなので、しっかりと覚えておいてくださいね。
写経のポイント3:セールスレターだけが写経先じゃない
写経って基本的には「セールスレターを書き写す」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
とはいえ、別にセールスレターを書き写すことだけが写経ではありません。
僕の場合は、セールスレターだけじゃなく、普通のブログの記事とかメルマガなんかも積極的に写経しています。
なぜなら、同じ人でもセールスレターとメルマガで文章の印象が違うってことがよくあるから。
例えば、セールスレターではものすごい煽る文章を書いている人が、メルマガではすごく価値の高い情報を発信してたりする。
「日頃、しっかり価値提供をしているから、セールスレターでこんなにあおっても反感が少ないんだろうな」など、色々気づけることも多いです。
他にも、セールスレター以外の文章も写経することで、その人のマネタイズ手法がなんとなく見えてくるのも面白いですよ。
- メルマガはどれくらいの頻度で送ってるんだろう。
- どうやって商品への興味度を高めてるんだろう。
- 商品販売までの動線は?
といったように、色々見えてくるものがある。
僕個人の意見としては、セールスレターだけでなく、ブログ記事やメルマガなども、たまには写経してみて欲しいと思います。
写経は手書き?パソコンでもOK?
写経に関してよく聞く質問に「写経は手書きじゃないと意味がないって本当ですか?」というものがあります。
いわゆる『手書きじゃないとダメvsパソコンでもOK論争』ですね。笑
これも、人によってかなり意見が異なります。
ちなみに、僕はパソコンで写経をしています。
最初に言っておくと、パソコンの写経と手書きの写経、両方試しました。
その結果、僕の場合「パソコンで写経した方がいいな」と思ったので、今もパソコンで写経をしてます。
なぜ、パソコンの方が良いと思ったのか。
その理由をご紹介します。
理由1:手がすぐに疲れる
写経を手書きでやってみた結果、、、手がすぐに痛くなりました(^_^;)
それこそ30分もしないうちに、指がプルプル震え出して、思わず笑っちゃったくらいです。
確かに、「あ、俺今頑張ってる!」感は全力で感じられるのですが、写経って多分「毎日少しでいいから継続的に行うこと」が大切なんです。
って考えたときに、「手書きだと3日坊主で終わるな」って確信しました。
「あ、これ絶対続かないやつや」って。笑
1ヶ月くらい我慢して、手書きで写経をやり続ければ少しずつ慣れてくるのかもしれません。
でも、僕が写経に求めてるのは「コピーライティングの上達」であって、書き取りの基礎体力を増やすことではありません。
(小学校時代の書き取りの宿題の苦痛が走馬灯のように思い出されます…)
というわけで、僕はパソコンで写経をすることにしました。
理由2:いまどき、手書きでコピーを書いてる人、いなくね?
もう一つの理由は、「写経先の文章を書いた人も、パソコンでタイピングしているはず」だからです。
僕が思うに、写経で一番大事なのは、写経先の文章を書いた人が「どんな意図で文章を書いたのか」を想像すること。
であれば、その文章が書かれた状況をできるだけ再現した方が、その人の思考に近づけるって思いませんか?
そう考えたときに、今の時代に手書きでコピーを書いている人っているの?って話です。
もしかしたらいるのかもしれないけど、大多数のコピーライターはパソコンを使ってるのは間違いないでしょう。
だったら、自分もパソコンを使って写経した方が、相手と同じ思考がしやすくなると思いませんか?
だから、僕はパソコンで写経をしてます。
僕なりの写経のやり方をご紹介しました
今日は僕なりの『コピーライティング上達』のための写経のやり方をご紹介しました。
まあ、写経において基本的なことは、すでに別のブログで語られてると思うので、この記事では僕の主観を前面に押し出した内容をお届けしています。
まあ、繰り返しになりますが、最終的には「あれこれ試してみて、自分にあったやり方でやるのが一番」だと思いますよ、本当に。
悲報!写経をしてもコピーライティングは上達しない!?!?
最後に『一番大事なこと』をお伝えします。
『どんなに写経をこなしても、自分でライティングをしないと一生うまくならない』
これだけは覚えておいてください。
結局のところ、写経っていわゆる『練習』でしかありません。
もちろん練習は大事ですが、それだけじゃダメなのはなんとなく分かりますよね。
インプット→アウトプット→フィードバック→インプット→・・・
こんな感じで、インプット・アウトプット・フィードバック(振り返り)を繰り返して、初めてコピーライティングは上達する。
これだけは忘れないでください。
本当に大事なことなので、もう一度繰り返します。
『どんなに写経をこなしても、自分でライティングをしないと一生うまくならない』
ある程度、写経をしてコピーライティングの雰囲気がつかめたら、次は実際に文章を書いてみましょう。
実際に文章を書く際は、こちらの記事で紹介しているポイントを意識してみてください↓
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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セールスコピーライター
伊津大輝
セールスコピーライター/株式会社F.R.Will取締役
「言葉で人生をもっと豊かに!」をコンセプトに、セールスコピーライターとして活動をする傍ら、ライターやライティングスキルの必要性をより多くの人に知ってもらうための啓蒙活動を行っている。
これまでに執筆してきたブログ・メディア記事は1000本以上。
過去に200人以上にコピーライティングの指導を行い、コピー/Webライターの育成にも力を注ぐ。
作成したLP(ランディングページ)では、成約率17%という驚異の数字を達成。
その他、作成したステップメールやSL(セールスレター)でも、大半が10%の成約率を上回る。
好きな食べ物はオムライス(ケチャップ派)
ポテチをやめられないのが最近の悩み。